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特集_お役立ち_20191016-10
インタビュー 2019.10.16
5年かけての大ヒット!入社1年目女子が挑んだコンパクトバッグ「Shupatto」開発ストーリー

マーナ商品の開発裏話をお届けするコーナー。本日は、いまやマーナを代表する商品にもなったShupatto(シュパット)をご紹介いたします!特集_お役立ち_20191016-1

Shupatto
両側をシュパッと引っ張ると一気にたためていつでもバッグに入れておけるコンパクトバッグ。デザイン・大きさのバリエーションも豊かなマーナの大ヒット商品。

ー今や、たくさんの方に使われている「Shupatto(シュパット)」ですが、開発のきっかけは何だったのですか。

最初のきっかけは、私がまだ入社1年目の時に先輩から「簡単にたためるエコバッグがあったらいいよね。やってみたら?」と声をかけてもらったことです。

今思えば、商品づくりに対してちょっと焦っていた私に先輩がチャンスをくれたのかもしれません。特集_お役立ち_20191016-2

ー先輩からの想いが込もった企画だったんですね。「簡単にたためるバッグが欲しい」というのは、具体的にどういうことでしょうか。

コンパクトバッグには色んな形がありますが、どれも畳むのがちょっと面倒くさいんですよね。でも、こういうものだからと私を含めてみんなが諦めていたことだと思うんです。そこを変えたいという思いでした。

ーShupattoは本当に簡単に畳めますが、この構造はすぐに思いついたのですか。

いえ、もう、全く。今思い返しても、一つのことをこんなに考えたことなんて無いくらいずっと考えていて……。

ありとあらゆる構造物を見て、ちょっとでもヒントがないか悩んでいました。例えば、鼻をかむ時には、ティッシュがどう畳まれているのかを気にしてしまったり。とにかく、ずーっと考えていました。

ー鼻をかむ時まで……! そして最終的に何がヒントになったのですか。

食品工場でかぶる帽子なんですけど……、私たちも新人時代に研修していた物流センターで使っていたんですね。初めは蛇腹になって小さくなっているものを広げて頭につけるんです。特集_お役立ち_20191016-3

研修中はずっと帽子をかぶらないといけないのですが、お昼休みなどの使わない時は畳んでポケットに入れていて。それを休憩中にどれだけ綺麗に広げたり畳んだりできるか遊んでいたりして、その構造はよく見ていたんです。そんなことを思い出して……、蛇腹型にしたらどうだろうと。

ーついに閃いたのですね!

はい、ついに! まずは、手のひらサイズくらいの小さな布を蛇腹型に折って、両端を引っ張って畳めることを確認して、先輩に見せてみました。すると、これいいじゃん!って。

そこで、今度は原寸大のものをミシンで縫ったら、もう、これだ!ってなりました。特集_お役立ち_20191016-4

青い方が本製品、ピンクの方が試作品

ーそこまでどのくらいの時間がかかっているのですか。

もちろん他の仕事もしていましたので、考え始めてからは1年くらいは経っていましたね。

ー構想まる1年!すでにこの試作品は完成に近い気がしますが、ここからどんな改良を重ねたのですか。

まず、試作品では蛇腹を畳んだあとに一回縦に折らないといけなかったのですが、幅を狭くすることでそのアクションは減らしました。

あとは、広がる方向を変えたり、より直感的に使うことができるように改良していきました。特集_お役立ち_20191016-5

ー細かなストレスをどんどん減らしたんですね。

そうですね。本体の色と紐の色を変えることで、さらに何も考えなくても引っ張る場所がわかるようにもしました。とにかく、今まで世の中にない形状だったので、あらゆる違和感を取り除きたかったんです。

ーとことん追求したんですね。他にもこだわりはありますか。

生地にもこだわりましたね。とにかく軽くて丈夫なものを選びました。特集_お役立ち_20191016-6

でも、さらにいっぱい入れる人は厚い生地の方が安心だろうということで、Lサイズは生地を変えたりもしているんです。

ー様々な大きさがあるんですね。

最初に出したサイズと、小さいサイズ(ポケッタブル)、大きいサイズ(Lサイズ)の3種類です。

というのも、最初に出した時にお客様からの反響として、もっと小さく軽くして欲しいというものと、もっとたくさん入れたい、という全く違う二つの意見が出てきてしまって。両方の要望を一つの形で答えるのは難しかったので、それぞれに特化したものを出しました。特集_お役立ち_20191016-7

ーすぐにそういった反響はあったんですか。

いえ、実は最初は注目してもらえなかったんです。バイヤーさんたちには評判が良かったのですが、とにかく店頭でお客様に伝えるのが難しくて。構想には1年、制作にも1年かかりましたが、さらにヒットまでには3〜4年かかりました。

ー計5年以上の長い道のり……! たしかに、初見の人に伝えるのは確かに難しい商品ですね。

実は、最初に社長に畳む瞬間を披露した時にびっくりしたようで一時停止してしまって……、もう一度畳むところをやってみたら、やっと「すごいぞこれは!」と言ってもらえました(笑)。

ー社長も戸惑うほど新しい形だったわけですね。店頭でわかりにくいという問題は、どのように解決したのですか。

パッケージはかなり考えました。写真がいいのか、イラストがいいのか、どう伝えるべきか、社内でもアンケートをとったり色々な方に協力してもらって悩みました。

現在はイラストを採用していて、店頭で広げてもらえるようなパッケージになっているんですよ。でも、まだまだ引き続き試行錯誤中です。

ーでも、Shupatto(シュパット)という名前は、すごくわかりやすいです。

これもとても悩みました。スパッと、さっと、パシッと、くるりと、くるっと……と考えれば考えるほど、正解が見えなくなって。社内アンケートなども取って、結果的にはShupatto(シュパット)になりました。

今ではみんな、この名前でよかったねと言ってくれているので、ホッとしています。

ーそして、念願叶ってヒットにつながり、大きさや形バリエーションも増えましたね。特にこだわった商品はありますか。

このDropですね。この形は従来の風呂敷型のものと違って袋状にしているので、よりレジ袋に近い感覚で持っていただけるのと、長いものも入れやすく、たとえば、お仕事帰りの方にもスマートに荷物を持ってほしいと思い開発しました。特集_お役立ち_20191016-8

ー確かに、こちらのほうが使いやすいことも多そうですね。

縦に長いので、ワインやバケットといったお酒グッズにぴったりですし、パカっと広げなくていいので中身が他の人に見えにくくなっています。お仕事の帰りにスーパーに寄って、買い物をすることも想定して、仕事用の洋服にも合うデザインになっています。特集_お役立ち_20191016-9

ーこれからShupattoはどうなっていくのでしょうか。

さらにアイデアを膨らまして、さっと畳める機能を使った商品を色々考えています。

ーそれは可能性がさらに広がりますね。

そうですよね!楽しみにしていてください。

>Shupattoサイト

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