• development
  • 開発秘話
特集_開発秘話_20190807-1
開発秘話 2019.08.07
そこまで洗えるの!?「水筒すき間洗いブラシ」開発者インタビュー

マーナ商品の開発秘話をお届けする本コーナー。今回は「水筒すき間洗いブラシ」の開発担当がお話いたします。

水筒の蓋や飲み口の掃除だけに特化するというニッチな企画であるにも関わらず、発売してみると売り切れ続出のヒット商品となりました。その開発の裏には、これまでみんなが諦めていた小さな小さなストレスに地道にコツコツ立ち向かった開発担当の思いがありました。

特集_開発秘話_20190807-2水筒すき間洗いブラシ
2つのブラシとパッキン外しという3つの機能がついた水筒の隙間に徹底的に向き合った商品

―――開発の経緯を教えてください。

はじめに企画を出したのは、私自身が毎日水筒を使っていて、蓋や飲み口の溝がどうしても洗えなくて困っていたのがきっかけです。ただ、当初は社内での反応が思わしくなくて…というのも、水筒を使っていない人はピンとこなかったようで。出した企画を一度は引っ込めようと思っていました。

でも、社内のアイデア募集で同じ様なアイデアが出てきたんです。しかも二つも!同じように水筒を洗うことにストレスに感じている人がいることがわかって、じゃあ開発しようという流れになりました。

特集_開発秘話_20190807-3

―――ブラシだけではなく、パッキン外しがついていることに驚きました。

そうなんです。最初はいらないんじゃない?って言われたんです。実際、大手メーカーさんの水筒は洗いやすいようにパッキンが簡単に外れるようになっていますし。

でも、色々な水筒を調べているうちに、パッキンを取り外しにくい水筒が多いことがわかり、困っている人が多いはず、これはパッキン外しが必要だ!と思うようになりました。

特集_開発秘話_20190807-4

でも、このパッキン外し作りが意外と大変で…。まず、開発している当時、世の中にパッキン外しというものがなかったので、近い形状のものとして、モックを作る時に使う粘土ベラを何種類も買って試してみたりして、一番パッキンが外しやすかった形を参考に作っていきました。

特集_開発秘話_20190807-5実際使っていた粘土ベラ

―――粘土ベラを参考に!パッキン外しは、世の中になかったのですね。

そうですね。それまでパッキンが気になる方は、箸などでなんとか外していたのだと思います。でも、そうして作った試作品ですが、いざパッキンを外してみたら、尖りすぎていてパッキンを壊してしまいました。そこで、先端を丸くして、且つ、力が入りやすいように傾斜させることにしました。

―――単に尖っているのかと思ったら違うのですね。

特集_開発秘話_20190807-6

そうなんです。毎日繰り返し使うものですから、パッキンを傷つけてはいけません。何度も試作を重ねてこの形状にたどり着きました。

―――さらにブラシも2種類つけるというこだわりが。

当初はすき間を洗うためのブラシだけでいいと思っていたのですが、蓋のスミの部分など細かいところはやはり洗いづらいので、1つで水筒の細かい場所がすべて洗えた方が毎日のお手入れがラクになるのではないか、ということで、2種類のブラシをつけることにしました。
でも、このすき間ブラシにもとても苦労しました。水筒のすき間ってとっても狭くて。その狭い溝の側面や凸凹に汚れがたまります。狭いすき間に入れられて、尚且つ、ちゃんと汚れをかき出せるブラシを作るのは大変でした。

特集_開発秘話_20190807-7

―――広いところを洗うブラシは、先端が斜めになっていますが、これははなぜですか。

斜めになっている方が凸凹の多い蓋のスミまで洗いやすいんです。これは、マーナの「お弁当箱洗いブラシ」を参考に、水筒を洗うのにちょうど良い形や硬さを探っていきました。

特集_開発秘話_20190807-8

特集_開発秘話_20190807-9お弁当箱洗いブラシ

―――パッキン外しとブラシが回転するのも特徴ですよね。

そうですね。3つの機能をつけたいけれど、キッチンで使うものだから小さく収納できるものにしたい。これは、窓のサッシを掃除するための「みぞスッキリサッシブラシ」を参考にしました。サッシ部分の砂や埃をかき取れるスクレーパー部分が収納できるようになっているものです。

特集_開発秘話_20190807-10特集_開発秘話_20190807-11みぞすっきりサッシブラシ

でも、この回転部分も実は苦労していて。というのも、回転させてカチッと音がなると固定されるのですが、このロック機能がやわらかすぎると洗っている時にぐにゃっと外れてしまう。でも硬すぎると回転しない。

丁度よく固定するために、試作を繰り返しては社内の力の弱い女性に硬すぎないかをチェックしてもらったりと、意外と苦労したところですね。

―――デザインへのこだわりはありますか?

小さなものにたくさんの機能を盛り込んでしまったので、デザイン的な要素を入れるのは難しかったのですが、白くて小さくて、邪魔にならないということと、持った時に手が痛くならないということには気をつけました。
あとは、フックがかけられるように穴を開けたり、「パッキン外し」「すき間ブラシ」とうっすら文字をいれているのも、迷いなく使えるようにこだわったポイントではあります。

特集_開発秘話_20190807-12

―――販売して2年ほどが経ちますがいかがですか。

すごくニッチな商品なので、そこまで期待はしていなかったのでが、ありがたいことに発売当初は品薄になってしまうほど売れてしまって。やっぱり同じようにストレスに感じていた人が多かったんだな、と嬉しく思います。

―――コツコツ開発した甲斐がありましたね!最後に、この商品があると生活はどんな風に変わりますか?

水筒の蓋が洗えないことのように、言われないとわからないけど、実際はすごくストレスに感じていることってあると思うんです。その諦めていたプチストレスが軽減されることで、日常の中でふわっと心が明るくなってくれたら嬉しいなと思います。

特集_開発秘話_20190807-13

オンラインショップへ

Other Featureその他の特集

もっとみる